ファイル操作

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データの圧縮・解凍ソフト
 ・Explzh
 ・LHAユーティリティ32(LHAUT32)
 ・+Lhaca デラックス版
 ・Lhaz
 ・WINZIP

ファイルを開くダイアログに、お気に入りのフォルダを表示
 ・FODH - File Open (and SaveAs) Dialog Helper
 ・フォルダの足あと

ハードディスクのデータ管理ソフト
 ・FileSum
 ・CSVFileList

重複ファイルの検索と一括削除
 ・Aikow32
 ・UnDup

バックアップのツール
 ・Microsoftブリーフケース
 ・ディスクミラーリングツール★
 ・BackupTools
 ・Microsoftバックアップ★(NTBackup)

全文検索ソフト
 ・Keyword Inspector
 ・テキストエディタのGrep
 ・Grep and Replace
 ・MiGrep
 ・Google Desktop Search
 ・MSN デスクトップ サーチ

Excelブックの串刺し検索

エクスプローラを2つ起動するソフト
 ・ExpMan(エクスプローラ・マネジャー)
 ・Windows Double Explorer
 ・TileExplorer

ファイル名の変更ソフト
 ・@rem
 ・Namery
 ・Frename

ファイルの結合ソフト
 ・Join Man Mini

HTMLヘルプ作成
 ・HTML Help Workshop

ファイルの完全削除
 ・Eraser

海外ソフトで日本語を表示させるツール
 ・Emigrant32

データの圧縮・解凍ソフト

圧縮方式の歴史

 「ちえの和WEBページ」のコンピュータ偉人伝「吉崎栄泰」
http://www.ijinden.com/_c_20/Yoshizaki_Haruyasu.html
によると、下記だそうです。

 イスラエルのヤコブ・ジフ(Jacob Ziv)とアブラハム・レンペル(Abraham Lempel)は 1977年に辞書ベースの圧縮法を発表した。2人の頭文字をとってLZ77圧縮法として知られる。
 (この方式から派生したものとして、LZW方式がある。 LZW方式はインターネットのGIF画像圧縮のベースになっている。)

 ジェームス・ストーラー (James A. Storer)とトーマス・シマンスキー(Thomas G. Syzmanski)は、LZ77圧縮法を発展させ、1982年にスライド辞書法と呼ばれる方式を発表し、LZSS方式が作られた。

 1988年、当時高校の先生をしていた奥村晴彦氏が、LZSS方式をさらに算術符号化するLZARIという圧縮アルゴリズムをPC-VAN上に発表した。

 北海道の内科医の吉崎栄泰氏は、この奥村氏の圧縮方式を見て、算術符号化の部分をハフマン符号化に置き換えることでもっと効率的なアルゴリズムになるのではと考えた。

 ハフマン符号化とは、デービッド・ハフマン(David A. Huffman)によって1952年に発表された「最小冗長符号の構成方法」という論文が基礎になっているデータ圧縮の手法で、現在ではほとんどすべての圧縮手法が何らかのかたちでハフマン符号化を取り入れている。

 吉崎栄泰氏は、その考えをもとにLZHUF方式を考案し、その方式にもとづいたDos版の圧縮ソフト LHarcを作り、1988年末にニフティとアスキーネットにリリースした。 LHarcは大反響をよび、その後も、 LHarcのアルゴリズムの改良が行われた。

 Dos版だった吉崎氏のLHarcはLHAとなり、その後多くのボランティアの協力を得てUnixやMac、 Windowsなどほとんどのプラットフォームに移植された。またマニュアルは英訳され海外のユーザーにも広く認知されるようになった。

 Windowsの世界ではZIP形式とLZH形式(LHAのファイル形式)が事実上の標準となった。特にLHAがフリーソフトとしてソースコードも公開されていた点は、他の圧縮ソフトとは違って歓迎された。

 ZIP形式は、フィル・キャッツ(Fhil Katz)によって開発された圧縮形式で、アメリカのほとんどのダウンロード・サイトはZIP形式の圧縮ファイルを用意している。 ZIP 形式圧縮はデフレーションというLZ77の変形アルゴリズムを使っており、このアルゴリズムは GZIP や PNG などの圧縮形式にも用いられている。

 参考:
 近山隆さんの「アルゴリズム設計 講義資料」
http://www.logos.t.u-tokyo.ac.jp/www/home/chik/algorithm-design/
の「文字列の圧縮」
http://www.logos.t.u-tokyo.ac.jp/www/home/chik/algorithm-design/06%20Text%20Compaction.pdf


 コンピュータのデータの圧縮方式としては、日本国内では、LHA が主流ですが、海外では ZIP形式を使っています。
 WinXP から、OS の標準機能として、エクスプローラから ZIP の圧縮・解凍ができるようになったので、国内でも ZIP形式が主流に変わってきています。

 「 LHAユーティリティ32」は、ZIP方式にも対応していますが、唯一、ZIP方式で複数枚のフロッピに圧縮したデータを解凍する機能が抜けています。この場合には、WinZipを使用します。また、WinZipは、パスワード付き圧縮ができます。

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Explzh

 Explzh for Windows はエクスプローラライクな Windows 用の圧縮・解凍ツールです。 書庫ファイルをエクスプローラと同じ操作感で解凍・圧縮操作できます。
 バージョンの自動更新も、便利です。

自動更新が便利です

 Vista では、下の LHAユーティリティ32 が動かないので、私は、これを使っています。
 個人で使用する場合は、登録不要で、無料で使えます。

 作者のホームページ
http://www.ponsoftware.com/

 Vector の紹介
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/080306/n0803061.html

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LHAユーティリティ32

 作者のホームページ
http://lhut32.k-server.org/

 ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se033502.html
各種圧縮方法のDLLへのリンク
http://www.madobe.net/archiver/
http://www.madobe.net/archiver/lib/extents.html

注:【DLL】Dynamic Linking Library(ダイナミック・リンキング・ライブラリ)の略。同じ機能がアプリケーションごとに重複してあっても無駄なので、それを防ぐため、よく使う機能は互いに共同で使えるように独立させておき、必要に応じてアプリケーションが引用して使えるようにした、機能ソフトのファイル。ウィンドウズではファイル名の後に「××××.DLL」という拡張子が付いている。通常、Win9xの場合は、Windows\Systemの下に、Win2000の場合は、WINNTDLL\system32の下に登録する。DLLはどんなアプリケーションが使用しているかわかりづらく、削除すると別のアプリケーションの動作に支障をきたす場合がある。

導入方法
 (1)@「LHUT32.EXE」とA「ULH3181.exe(数字の部分はバージョンによって異なる)」の2つをダウンロードして、TEMPフォルダかデスクトップにとりあえず保存します。
 (2)プログラムの干渉を避けるため、実行中の全てのプログラムを終了させます。
 (3)ハードディスクのエラーを防止するため、前もってスキャンディスクを走らせます。
(スタート→プログラム→アクセサリ→システムツール→スキャンディスク)
スキャンディスクのパラメータは、「標準」の「エラーを自動的に修復」を使用。
 (4)TEMPに保存した2つのプログラムを実行して解凍インストールします。(設定は特に変える必要は有りません。)
これで使えるようになります。
 Aの登録フォルダは、@が登録されたC:\Program Files\LHut32を、参照画面から指定します。

 BLHA以外の圧縮・解凍用のdllはオプションで、必要の都度導入します。

使用時には設定を下記のようにしてください。

@メニューの「設定」→「LHUT32オプション設定」→「高度(1)」の「ファイル読込時、全選択状態にする」にチェックを入れる。 「ファイル読込時、全選択状態にする」にチェックを入れる
A上書き設定は、私は右のようにしています。 新しい日付の場合、無条件に上書き
B解凍ボタンを押したあと解凍先を指定する下記画面で、「ディレクトリ付き」にチェックを入れる。(重要) 「ディレクトリ付き」にチェックを入れる

圧縮:
 CAB形式の圧縮を使用すれば、圧縮結果が1枚のフロッピに収まらない場合でも、複数のフロッピにまたがって保存することができます。

<シェル機能で、相対パスの圧縮をする方法>

 圧縮ファイルを誰かに渡す場合は、相手のドライブ構成が違うため、原則は相対パスで圧縮します。このためには、アイコンを右クリックして現れるメニューの中から[書庫を作成(A)...]を押して、[書庫を作成する]ダイアログボックスから、[設定(O)...]ボタンを押し、[共通の設定]タブから、[フォルダ圧縮のパスは絶対パス(F)]チェックボックスのチェックを外します。
 LHAユーティリティのデフォルト設定では、LHUT32の設定で「絶対パス」のチェックを外して、UNHA32.dllの設定を「相対ディレクトリ」にしても、シェル機能を使ってフォルダを圧縮した場合は、絶対パスになってしまい、ルートから下の全てのフォルダパスが存在する形で圧縮されてしまいます。


<圧縮ファイルを作る上での注意>

 自己解凍の圧縮ファイルを作るのは、下記の理由で、原則やめるべきです。

@まず、exeファイルは、プログラムのため、virusが混入する恐れがあります。やたらにexeファイルを実行しないのが、インターネット時代の常識です。

Alzh形式だと、解凍することなく圧縮したままでファイルを見たり編集したりすることができます。自己解凍形式だと、必ず解凍しなければファイルを取り扱うことができないので、ハードディスクの容量をとります。lzh形式なら圧縮した意味が継続してありますが、exeファイルだと、せっかく圧縮した効果が長続きしないのです。

 では、自己解凍ファイルはどんなときに使うかというと、ファイルの圧縮・解凍などということを全く知らない素人にファイルを渡す場合に、限定されます。

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+Lhaca デラックス版

 DLL 不要で
LZH,ZIP,CAB,GZ,Z,BZ2,TAR,TGZ,TAZ,TBZ,JAR,ARJ,RAR の解凍
CAB, TGZ, TBZ, TAR の圧縮
ができます。

http://park8.wakwak.com/~app/Lhaca/

 使い方
http://homepage2.nifty.com/ToolzSquare/pc_column/compress.html
http://arena.nikkeibp.co.jp/tec/online/20040301/107266/

 注:
 Symantec Security Response チームのメンバが、「Lhaca デラックス版バージョン1.20」の脆弱性を確認した、との記事が有りました。バッファオーバーフローを発生させないように修正した最新バージョンに、更新しましょう。

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Lhaz

 外部 DLL 不要で
LZH,ZIP,CAB,TGZ,TAR,GZ,TBZ,BZ2,RAR,7Z の圧縮/解凍/閲覧ができます。

 上の +Lhaca デラックス版 は、日本語ファイル名しか対応していませんが、Lhaz は、中国語などのファイル名のファイルが圧縮されている場合にも、解凍できます。
 ただし、圧縮ファイル名は、中国語だと読み込めないので、圧縮ファイル名は、英字か日本語に変更しておきます。

 作者のホームページ
http://www.chitora.jp/lhaz.html
 vectorの紹介
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/030319/n0303192.html

 使い方
http://arena.nikkeibp.co.jp/tec/online/20040301/107283/
http://www.xucker.jpn.org/pc/lhaz_use.html

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WINZIP

1.WINZIPのインストール方法

 (1).下記をテンポフォルダに保存してください。
http://www.winzip.com/ddchomea.htm

「古いファイルは無視」、と「フォルダ名を使う」にチェックを入れる  (2).これを実行してください。
  自動で install されます。(このとき、スタイルはクラッシックの方がお薦めです。)

 上書き設定は、右を推奨します。


2.WINZIP で、複数枚のフロッピに圧縮したデータを解凍する方法

WINZIP を実行すると何か聞かれるが agree する。
(WINZIP は有償ソフトですが、複数圧縮の解凍が本当にうまくできるかの「試用」の目的だけなら、無償で使用できます。
バージョン11は、試用制限が厳しくなったようなので、WinZip 9.0などを使い続ける・・・)

@WINZIP を開いたら、圧縮されたフロッピの1枚目のファイルをWINZIPにドラッグアンド・ドロップする。
A最後のフロッピを入れろと言うので、最後のフロッピに差し替える。
Bここで「Extract」を選択する。
Cするとフロッピ1を入れろと言うので、またフロッピを1に差し替える。
D1の解凍が終わったら次を入れろと言うので2のフロッピに差し替える。
E右下の信号が青に変わって、解凍が終わったことを知らせる。

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ファイルを開くダイアログに、お気に入りのフォルダを表示


 「名前を付けて保存」などの、ファイルを開くダイアログおよびファイルの保存ダイアログで、良く使う「保存する場所」を探しやすくするソフトです。

FODH - File Open (and SaveAs) Dialog Helper

 FODH を使用すると、アプリケーションやグループ毎に、良く使うフォルダや最近使用したフォルダに、簡単な操作で移動できるようになります。
 FODH は Windows 標準の、「ファイルを開く」ダイアログおよび「ファイルの保存」ダイアログを拡張し、操作性を向上させるプログラムです。

 作者のホームページ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA028199/

 ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se210001.html

 使い方
http://home.att.ne.jp/aqua/tkn/soft/fodh/help/combinedhelp.html
 「保存する場所」をクリックすると、登録してある、「お気に入りのフォルダ」が表示されて、ジャンプできます。

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フォルダの足あと

 上の FODH - File Open (and SaveAs) Dialog Helper は、ファイル名をクリップボードに登録して操作しても、クリップ・ボードの内容がクリアされてしまう、という不具合が有ります。
「経歴登録」のチェックを外す  私は、現在は、こちらを使っています。

 .NET Framework 2.0ランタイムのインストールが必要です。

 作者のホームページ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~flat/

 ダウンロード
http://www7b.biglobe.ne.jp/~flat/f_footmark.html

 自動で、フォルダが登録されますが、登録フォルダが、あまり多くなると、かえって探しにくくなります。
 このため、有る程度フォルダがたまって学習されたところで、「経歴」で、フォルダを整理・削除します。そして、「経歴登録停止」すると良いでしょう。
 私は、よく使うフォルダを、「お気に入り」に明示的に登録しています。

 ベクターの紹介
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/080408/n0804082.html

よく使うフォルダを、「お気に入り」に登録

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ハードディスクのデータ管理ソフト

 ハードディスクのデータが増えると、その内容を整理したり、管理したくなります。
 下記に、役立ちそうなソフトを紹介します。いずれもフリーソフトです。


FileSum

 ハードディスクのフォルダ毎のデータ量とファイル数を表示するソフトです。フォルダのデータの実際の量と、クラスタ・サイズを考慮した量の両方を表示することができます。これを見ると、Win95のFAT16(2GBのハードディスクのクラスタサイズは32KB)が、htmlのように小さいサイズのファイルをたくさんハードディスクに保存するときに、いかに非効率な保存方法かということが、眼で見て実感できます。

表示例:(赤い部分が実ファイル容量、白い部分がクラスタの空き部分)



表示例:(赤い部分が実ファイル容量、白い部分がクラスタの空き部分)

 作者のホームページ
http://www.net3-tv.net/~m-tsuchy/tsuchy/


CSVFileList

 フォルダの中のファイル名リストをCSV(EXCELリスト)にダウンロードするプログラムです。
 ショートカットファイルは、リンク先まで表示され、リンクが切れたショートカットを見つけることもできます。また、ショートカットにパラメータが付いている場合は、それも明示されます。
 インターネットショートカットファイルは、リンクされているインターネットサイトの文字列が出力されます。

 作者のホームページ
http://homepage1.nifty.com/frontier_spirit/

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重複ファイルの検索と一括削除


Aikow32

 ファイルのフォルダのコピーを取ったりしていると、重複した不要ファイルができるものです。
 これを検索するソフトです。検索した後、一括削除することも容易にできます。

 注:大きなファイルサイズだと、エラーになります。そんな場合は、UnDup の方を使うと良いでしょう。

解説:
 比較元と比較先(削除対象)のディレクトリを指定して、同じファイルがあったらそのファイルを削除します。ファイルの中身を比較しますので、タイムスタンプ、ファイル名は異なっていても同じファイルを見つけられます。ファイルを「削除しない」で処理をした場合、そのファイルを関連付けてあるアプリケーションで開いたり、削除したりできます。また、検索条件にファイルサイズを指定できます。
 Win95、Win98、Win2000で動作確認済みです。

 紹介のホームページ
http://www.vector.co.jp/magazine/spotlight/991120/sl99112012.html
 ソフトそのものは、vectorの掲示が消えているようなので、ここに添付します。
(「AIKO for Win32 Ver1.4」のヘルプには、・転載・配布について、LZHファイルの内容を変えなければOKです。と書かれています。)

UnDup

 作者のホームページ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA032597/Software/
 紹介記事
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/021207/n0212072.html

[フォルダ一括選択]が便利  4GBを超えるサイズのファイルにも対応しています(最大16TB)。
 削除ファイルの指定では、 [フォルダ一括選択]が便利です。
 右の例では、「photodata(E)」のフォルダ側を削除したいのですが、どれか一つのファイルにカーソル行を置いて、「フォルダ一括選択」ボタンを押します。すると、同じフォルダにあるファイルが全て選択されます。これで「削除」ボタンを押せば、削除できます。

 簡易検索で使っている CRC32 とは、32ビット長の cyclic redundancy checksum のことで、ファイルのハッシュ値を求めるものです。
 ハッシュ値を求める関数(アルゴリズム)の代表的なものが、「CRC32」(32bit、HEX8桁)と、「MD5」(128bit、HEX32桁)です。
 ファイルをハッシュ関数を使って、決まった長さのビット列に変換したハッシュ値を比較することで、比較的簡単に、ファイル名や日付けが異なっていても同一ファイルかどうか、を判定できるのです。

 
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バックアップのツール

 パソコンのデータのバックアップの取り方は色々有ります。その内、手軽ないくつかを紹介します。
 ★がお薦めです。

 バックアップの媒体(保存先)は、外付けハードディスクを推奨します。スピードが早く、容量も大きい上に、追加削除が容易なので、結局コストが安くなるからです。(250GBで3万円程度。)

1. Microsoftブリーフケース

バックアップ単位:ファイル
【特長】
 フロッピにファイルのコピーを作って、出張先のパソコン上とオフィスのパソコンのハードディスク上とでファイルを2箇所で共用する場合などに使う。
コピー側での変更も、原本での変更も相互に最新に自動更新できる点が便利。
【その他】
 ブリーフケースを使うと、ファイルの各種のコピーを最新の状態に保つことができます。詳細は「スタート」→「ヘルプ」で「ブリーフケース」を検索してください。
【実行方法】
 デスクトップの [ブリーフケース] アイコンをダブルクリックします。

2. ディスクミラーリングツール★

Disk Mirroring Tool
バックアップ単位:ファイル
 作者のホームページ
http://www5.wisnet.ne.jp/~mercury/

 下記でもダウンロードできます。(vectorの掲示はバージョンが古いことが有るので、まず作者のホームページを確認下さい。)
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/pickup/pw4/pw004633.html

【特長】
 圧縮しないので、バックアップ・ファイルの取扱いが容易。
 2つのフォルダをミラーして同一内容にするツールです。このソフトを利用することで、フォルダの同期を取ることができ、バックアップ等を簡単にリアルタイムに行うことができます。また、更新されたファイルだけをコピーするため、高速です。導入する際は、ミラーするフォルダを設定して、更新ボタンを押すだけです。フォルダの設定で自動更新をチェックしたものは、一括して、更新でき、また、一定時間ごとに更新することも可能です。

 事前にテストができることと、対象外を設定できるので、とても使いやすくなっています。

 「ターゲット指定」で、対象ファイルを指定するときに、ワイルド・カードが使えるので、私は、デジタル・ポータブル・プレーヤーに、パソコンのフォルダのデータを同期させるのに使っています。パソコン上のフォルダには、html や doc や rm ファイルが含まれるため、プレーヤーに同期指定しているターゲットは、「*.mp3,*.wma,*.txt,*.jpg」です。

 「オプション」→「環境設定」で、「フォルダ設定情報をレジストリに保存する」のチェックを外して、 INI ファイルに保存するようにします。パソコンを更新したときには、新しいパソコン側で、この設定にした後、旧パソコンの mirror.ini を、新に上書きすれば、簡単に、設定を移行できます。

 Disk Mirroring Toolを使ってBackupする!
http://www.kozupon.com/backup/dmt.html


3. BackupTools

バックアップ単位:フォルダ(複数のフォルダ)
【特長】
 バックアップは圧縮されるのでファイルサイズが小さくできる。

作者のホームページ
http://members.jcom.home.ne.jp/bkt-tadas/


4. Microsoftバックアップ★(NTBackup)

バックアップ単位:フォルダ(複数のフォルダ+システム設定)

【特長】
  1. 解凍・バックアップ戻しが、ファイル単位にできてハンドリングが容易。
  2. オペレーションシステムの設定まで含めて保存が出来る。
  3. バックアップは圧縮されるのでファイルサイズが小さくできる。
  4. フロッピに出力するとき1枚に収まらなければ、複数のフロッピに分割できる。→(バックアップの目的だけでなく)大きなファイルをフロッピで授受するときにも活用できる。
「システム状態」にもチェックを入れます 【実行方法】
 [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]をポイントします。次に、[アクセサリ] をポイントし、[システムツール] をポイントします。次に、[バックアップ]をクリックします。
 Cドライブをバックアップするときは、「システム状態」にもチェックを入れることを忘れないように。WinXPの場合は、[マイ コンピュータ] の下にある [System State] です。

 参考ホームページ
http://www.dianet.or.jp/antivirs/backup/main.htm

 バックアップの復元方法はこちらを参照下さい。

 注1:Windows XP Home Edition は、CD-ROM の下記フォルダにある Ntbackup.msi をダブルクリックして、バックアップ ユーティリティ(NTBackup)をインストールする必要が有ります。インストールすると、「アクセサリー」→「システムツール」にアイコンができます。
 CD-ROM Drive:\VALUEADD\MSFT\NTBACKUP
 バックアップ ユーティリティをインストールする方法については、下記も参照下さい。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;302894

 注2:Windows XP Home Edition でバックアップ ユーティリティを使用して、ファイルとフォルダのバックアップを作成する方法は、下記を参照下さい。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;320820

 注3:Windows XP Home Edition をプリインストールしたパソコンを購入した場合は、Windows の CD-ROM が付属していないため、「バックアップ ユーティリティ(NTBackup)」が使えません。
 この場合は、「アクセサリ」→「システムツール」→「ファイルと設定の転送ウィザード(migwiz.exe)」を使ってバックアップします。

 バックアップするドライブやフォルダを指定したい場合は、「設定のみ」と、「[次へ] をクリックしてから、ファイルと設定のカスタム一覧を選択する (上級者用)(C)」にチェックを入れて、「フォルダの追加」で登録します。
 ただし、復元は、フォルダを個別に指定することはできず、一括になります。

 詳細は下記を参照下さい。
http://www.h7.dion.ne.jp/~gang/doujyou/wizard.html Gang のページ
http://www.itmedia.co.jp/help/tips/windows/w0692.html エンタープライズ:Windows Tips
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/fstransferwiz_xp/fstrans_02.html @IT

 注4:FAT32のハードディスクに、バックアップを保存する場合は、バックアップのファイルサイズが、4GByte以下になるように調節する必要が有ります。
 NTBackupで、バックアップの対象を選択するときに、ファイルサイズを考慮してチェックを入れて、大きくなりすぎたらチェックを外します。
 ファイルサイズを前もって確認するときには、例えば FileSum を使います。バックアップ先のハードディスクをNTFSにフォーマットしておけば、この制限はなくなります。
(NTFSのファイル・サイズの最大は、理論上では2の64乗までだが、BIOSの制限から2TBまで。FAT16では2の32乗=4Gbytesまで。)
2^10 ≒ 1000 ( 10 log2 ≒ 3.01 ≒ 3 = log1000 )

ファイルシステム最大ボリュームサイズ最大ファイルサイズボリュームあたりのファイル数
FAT(FAT16)4GB2GB2の16乗
FAT3232GB4GB(2の32乗=2^2*1000^3)約2の22乗
NTFS2TB(理論2^4*1000^6)2TB(理論2^4*1000^6)2の32乗-1
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/library/plan/5025760b-0433-4ba1-a2f4-9338915fdb4b.mspx

 「ファイルと設定の転送ウィザード(migwiz.exe)」だと、バックアップファイルを自動で適切なサイズに分割してくれるので、ファイルサイズを気にする必要は有りません。こういう点から、WinXP の Home では、「ファイルと設定の転送ウィザード」が標準になっているのでしょう。

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全文検索ソフト

 Excelやワードやその他、たくさんのファイルを保存していて、後から利用するとき、どのファイルだったか分からなくなることがあります。
 そんな時、キーワードを使って、フォルダ内の候補ファイルを全文検索することができます。

 私は以前、社員の仕事の作業分析をしたことが有ります。ホワイトカラーの業務の中で、資料を探す時間は、かなりのウエイトを占めていました。コンピュータが発達して、文書が電子化された今日、貴方も是非、以下のツールの何れかを使いこなして、労働生産性を上げて下さい。

 ファイル名の一部が分かっている場合の、エクスプローラでの検索方法は、こちらを参照下さい。


1.Keyword Inspector

 テキストファイルはもちろんのこと、MS-Office(Word/Excel/PowerPoint/Outlook)ファイルや、PDFファイルから、文字列を検索できるようにするツールです。

 作者のホームページ
http://ohju.cside4.jp/software/kwisp/

 窓の杜の紹介
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/06/03/kwinspector.html

 office検索の「動作」では、
「Wordの検索でオートシェイプを検索対象とせず高速検索する」にチェックを入れることを推奨します。

 また、ワード検索でエラーが出る場合は、「検索結果一覧から文書を開いた時に検索語句へジャンプしない」にチェックを入れて下さい。

 「ツール」→「オプション」の「検索条件」タブで、「右クリックメニューの『送る』に登録」のボタンを押しておくと便利です。エクスプローラで、検索したいフォルダを右クリックして、現れる「送る」メニューに、Keyword Inspectorが追加されているので、これを選択すると、すぐ検索語の入力ができる状態になります。

 「ツール」→「オプション」の「テキスト検索」タブで、「使用するテキストエディタ」に、サクラエディタ を使用する場合は、下記のようにパラメータを記入すると、Keyword Inspector の検索結果でダブルクリックしたとき、サクラエディタは、該当行にジャンプして、該当検索語にカーソルを置いた状態で、開きます。
C:\Tool\テキストエディタ\sakura.exe "%1" -Y=%2 -X=%3
(サクラエディタのパスは、ご自分の環境に合わせて下さい。)


2.テキストエディタのGrep

 一般に、「テキストエディタ」というカテゴリのソフトには、Grep という機能があり、これを使うと、複数のテキストファイルから全文検索できます。
 圧縮ファイルまで対象にして検索したい場合には、MiGrep を使います。

 grepは、Global Regular Expression and Print の略で、"Regular Expression (正規表現)" で、指定した文字列を検索することです。指定したフォルダ以下のフォルダに含まれる全てのファイルを検索することができます。

・検索結果は、別のウインドウが開いて、そこにファイル名だけでなく、当該部分と行番号まで表示されます。
・検索結果から、条件と一致した箇所に直接ジャンプ(タグジャンプ)することができます。)

 無償ソフト「テキストエディタSakura」も、grep機能が使えます。

 例えば、下記の様にすれば、指定フォルダ以下に有る、「試作」という単語をファイル中に含む全ての文書を検索できます。検索結果の必要部分をクリックすると、当該文書をテキスト形式で開いて、当該部分を点滅強調表示までしてくれます。

 バージョン97以降の Excel や MS-Word は、文字を Unicode で保存します。テキストエディタSakura の Grep は、文字コードを指定できるため、ここで Unicode を選択すれば、Excel や MS-Word の一括全文検索までできます。

 サクラエディタを使って、検索してタグジャンプすると、まず Excel ファイルや MS-Word ファイルは、サクラエディタで開かれます。ここで、[Ctrl]+[B] (ブラウズのB) の「関連付け実行」をすると、目的の探し出されたファイルは、 Excel や MS-Word で開かれます。
 サクラエディタのショートカットキーは、ヘルプの、デフォルト設定値→キー割り当て一覧 (キー別)、および、コマンド一覧 (機能別)に列記されています。

 さらに、下記の、「すい」さんの作られたマクロを、登録すれば、grep結果から「ダブルクリック」だけで、直接、拡張子に関係付けられたソフトで開くようになります。
すいさんのマクロ:Grep の結果形式のテキストでマクロを実行すると、マクロ実行時の行のファイルが
・拡張子が TXT,C,CPP,H ならタグジャンプする
・拡張子が DOC,XLS なら関連付け実行する
・拡張子が他なら関連付け実行する
・行頭からの文字列がファイル名らしくなければ、実行時の位置で単語選択するだけ。

1.PPA.DLL を入手
http://homepage1.nifty.com/ht_deko/
で、PPA.DLL (ppa_***.lzh の一部) を入手して、sakura.exe と同じフォルダに入れます。
2.すいさんのマクロをダウンロード
http://www.egroups.co.jp/files/sakura-editor/User/MACRO/
で、grepo_xxxxxxxx.cab( ← xxxxxxxx 部は公開日時)「マクロ(PPA):Grep結果から、見つけたファイルを関連付け実行」をダウンロードします。
3.目的のマクロファイルを解凍して、取り出したファイル(GrepOpen.ppa)を、マクロフォルダに入れます。
  (例えば C:\Program Files\sakura\MACRO )
  マクロフォルダとは、サクラエディタで、[設定(O)]→[共通設定(C)]→[マクロ] タブにて [参照(R)] ボタンで設定してある場所です。(場所はユーザーが任意に変更できます。)
4.設定 → 共通設定 → [マクロ] タブで以下の通りに操作します。
  (1). 「マクロ一覧」から何もない空の行を選択する
  (2). 「File」から目的のマクロファイル(GrepOpen.ppa)を選択する。
  (3). 「名前(N)」に自分にとって分かりやすい名前、
   例えば「Grepから関連付け実行」を付ける。
  (4). そのマクロの内容が、後で変更(バージョンアップ)される可能性があるので、
    「マクロを実行するたびにファイルを読み込みなおす(L)」
    にチェックを付ける。
  (5). [設定(A)] ボタンを押す。
  (6). [OK] で「共通設定」を閉じる。
※ ↑ここまでで一旦 [共通設定] を閉じる事
 これだけで、メニュー操作 [ツール(T)] → [登録済みマクロ(B)]の中から選択して実行できるようになります。

5.設定 → 共通設定 → [キー割り当て] タブで、以下の通りに操作します。
  (1). 「種別(K)」から「外部マクロ」を選択する。
  (2). 「機能(F)」から目的のマクロを選択する。
  (3). キーから割り当てたいキーを選択し、必要に応じて「Shift」「Ctrl」など
    にチェックを付ける。 [割付(B)] ボタンを押す。
  (4). [OK] で「共通設定」を閉じる。
 以上で、指定したキーで、「Grepから関連付け実行」されるようになります。

 Grep結果の対象行をダブルクリックして、「Grepから関連付け実行」させたい場合は、上記のキーに「ダブルクリック」を割り付けた後、SAKURAのデフォルト設定を下記の方法で停止させます。
6.共通設定の [Grep]タブを開く。
 「Grep結果からのタグジャンプ」の「ダブルクリックでタグジャンプ(W)」のチェックoff にする。
 注:このマクロで、マウス ダブルクリックで他のユーティリティを関連付け実行した後、エディタ側が文字選択状態になってしまう事があります。これは、私がこの文書を書いている時点の「SAKURAの仕様」で、エディタ上でマウス右クリック→左クリックすれば、選択状態は解除されます。

 ついでですが、下記の方法で、右クリックメニューに追加することもできます。(私の推奨)
 上記の方法で、マクロを登録しておきます。
設定 →共通設定 →[カスタムメニュー] タブで、以下の通りに操作します。
  (1). 「選択(C)」から「右クリックメニュー」を選択する。
  (2). 「種別(K)」から「外部マクロ」を選択する。
  (3). 「機能(F)」から目的のマクロを選択する。
  (4). 「メニュー(M)」の中の登録したい場所をマウスで選択後、[→(A)] で登録し、さらに [---(S)] でセパレータの追加や [↑(U)] [↓(O)] で上下に移動などして自分の好みの通りにする。
  (5). [OK] で「共通設定」を閉じる。

 以上です。お好きな方法を選択して下さい。
(上記のマクロの登録方法は、すいさんがSAKURA掲示板に書かれた内容を、転載させていただきました。
m(__)m )

 ホームページは、複数のテキスト・ファイルの組合せで、できています。ホームページ作成には grep が欠かせません。私は、このホームページの索引を、テキストエディタSakura の grep 機能と、矩形編集を使って、簡単に作ることができました。


3.Grep and Replace 【ファイルの検索・一括置換】

 検索結果ファイルの一覧と、ファイルの内容が、一つの画面の上下で参照できて、便利です。テキスト右端の折り返しは、Agenda.ini の WrapByte で指定します。
 画面を見て確認しながら選択的に置換作業ができます。置換したファイルの保存確認やバックアップファイル作成など、安全機能も装備しています。


 作者のホームページ
http://apps.tpot.tk/win:index

 ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se205255.html
http://www.hkd.cside.com/oceansoft/soft/greprplc.htm

ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍します。

合わせて Agenda の下記ファイルも、同じフォルダに登録します。
Agenda.ini、FindWord.dat、FindFile.dat、FindFolder.dat

 上の画面サンプルの、R3 (greprplc3.lzh) は、「このリストのファイルを一括置換」とすると、アラート無しで、一気に高速に置換してくれます。また、検索設定で、「バイナリは対象外」のチェックを外しておくと、97未満のバージョンのワードや Excel(文字コードはS-JIS) の全文検索もできます。


4.MiGrep

 強力な文字列検索ソフトです。

 作者のホームページ
http://homepage3.nifty.com/m-and-i/

 「MiGrep」の特長
@.エクスプローラで、検索したいフォルダを指定して、ここで右クリックすると表示されるコンテキストメニューから「MiGrep」を起動させて、全ファイルを全文検索することができます。

A.圧縮ファイル(書庫ファイル)内も検索できます。
(例えば、島崎藤村の「夜明け前」は、青空文庫では、次の4つの圧縮ファイルになっています。
 1504_ruby_6153.zip (216KB)*
 1505_ruby_1916.zip (201KB)
 1506_ruby_1919.zip (192KB)*
 1507_ruby_1882.zip (229KB)
この中で、「御幣餅」という言葉が、何回使われているか、瞬時に検索してくれます。
→答え:9行(10カ所)
grepは、行単位で一致を表示します。一行(改行までのテキスト)内で検索キーワードが2カ所で一致しても、grepの出力結果は "1行" です。
ちなみに、青空文庫を画面で読む時は、WZ階層付きテキスト形式にして、VerticalEditor で見ると良いでしょう。)

B.検索結果の、キーワードの含まれている行数や、当該部分の簡易表示(検索画面下段ペインのプレビューと、別画面の内蔵ビュア)ができます。
 内蔵ビュアは、TEditorコンポーネントを使っており、色付け表示ができ、ファイルがSHIFT-JISコードの場合には編集・上書き保存までできる、すぐれものです。


「テキストエディタさくら」に検索行と桁を渡す設定  もちろん、自分の「お気に入り」のエディタで開くように設定することもできます。
 さくらエディタの場合は、右の様に登録すると、検索行の該当桁にカーソルが移動した状態で、エディタが開きます。

CUnicode を扱えます。
 バージョン97以降の Excel や MS-Word は、文字を Unicode で保存します。MiGrep で「オプション」→「設定」をしておけば、検索したいフォルダのエクスプローラの右クリック(シェル拡張)から、Excel や MS-Word の一括全文検索ができるようになるのです。

 Excel や MS-Word の指定は、ファイルマスクではなく、「オプション」→「設定」の該当部分のチェックで指示します。


注:シェル(shell) とは、ファイルのオープンやコピー/削除、プログラムの起動など、OS がユーザーに提供するユーザーインターフェイスを実現するソフトウェアモジュールを言う。OS のカーネル(中核になる部分)を覆い隠すということから来ている。
D検索結果のファイル名やパスを簡単に取得できます。

Google Desktop Search

 上で紹介のソフトが、都度全文検索するのに対して、Google Desktop Search は、事前に索引ファイルを作る方式なので、高速に検索できます。
 ファイルが何処に行ったか分からない場合に、探すのに最適です。

 ただし、検索結果は、「関連性の高い順」か「日付順」にしか並び替えできません。
 検索対象フォルダを絞れないので、検索結果が大量にヒットしたとき、結局ファイルを特定できない場合が多々あり、私は、MSNデスクトップ・サーチに乗り換えました。

 パソコンのハード・ディスク装置内に保存してある、Outlook・Outlook Expressの電子メール、Microsoft Word/Excel/PowerPointの文書ファイル、PDF、マルチメディア・ファイル、テキスト・ファイル、Internet ExplorerのWebページ閲覧履歴、インスタント・メッセージング・アプリケーションAOL InstantMessengerで行ったチャット記録が検索できます。
 検索対象のファイル形式は、「詳細」→「設定」の「検索するアイテム」で指定します。

 使い方とダウンロード
http://desktop.google.co.jp/ja/screenshots.html
http://desktop.google.com/ja/screenshots.html

 プラグインで、対象ファイルを拡張できます。
http://desktop.google.com/plugins.html

 対応OSは、Win2000 と XP です。
 インストールするには、1 ギガバイト (GB) のハード ドライブの空き容量が必要で、デスクトップ検索の個人のインデックスを作成するには、さらに 4 GB 以上の空き容量が必要です。

 PCが使われていない時間を利用して、自動的にファイル情報の索引を作成します。ファイルを監視して常時索引を更新します。
 私の場合は、初回導入したとき、1週間ほどかかって索引の初期設定を終了しました。パソコンの電源を入れて、使わないで放置しておけば、索引は、80%程度のレベルまでは、1日ででき上がるでしょう。
 エクスプローラで検索してみると、下記が索引ファイルのようです。
C:\Documents and Settings\ユーザID\Local Settings\Application Data\Google\Google Desktop Search\rpm.cf1

 ファイルを該当アプリで編集することを繰り返さないと、索引は、全てのファイルを網羅したものにはならないようです。

 注:自分のパソコンをサーバとして使うため、インターネットに接続していなくても、「接続」を選択します。Google Desktop Search の URL http://127.0.0.1 は、パソコンの内部に閉じたループバック・アドレスなので、自分でここに接続するだけなら、外部にパケットは流れません。


MSN デスクトップ サーチ

 「MSN サーチ ツールバー with Windows デスクトップ サーチ」を使ってみましたが、Google Desktop Search より優れているので、こちらに乗り換えました。

 ダウンロード
http://desktop.msn.co.jp/
http://www.microsoft.com/windows/products/winfamily/desktopsearch/getitnow.mspx

 パソコンのハードディスクに蓄えられているファイルから、キーワードで、瞬時に該当ファイルを探し出してくれます。

 バージョン 2.5 だと、パソコンのシャットダウン時に、固まることがあります。Windows Desktop Search 2.6.6 に更新すると、改善されます。

 複合語を検索する場合は、ダブルクオーテーションで囲みます。例:"中国"

 検索結果は、フォルダ欄をクリックして、同じフォルダで分類すると、探しやすいです。(Google Desktop Search はこれができない。検索結果が2,000件も羅列されたら、見つけたことにならないですからね。)

注:インストール時は、索引の作成に2〜3日かかります。一旦インデックスを作成すると、新規更新を追加するだけなので、時間はかかりません。
 索引は、パソコンのアイドル時間に自動作成されるため、パソコンのCPUの負担にはなりません。
 MSN デスクトップ サーチを導入すると、パソコンの終了時に、「プログラムの終了 #gen_windows# インデックス このプログラムは応答していません。」とアラートが表示されることが有ります。「すぐに終了」で問題無いようです。

 作成された索引の件数は、私の場合、これを書いている時点で、下のサイズです。それなりのハードディスクのスペースは必要です。
 LX50H:30万件、900MB
 参考:グーグル、900MB
 検索対象は、タスクバーの通知領域をマウスクリックして表示される「オプション」で指定します。
 ネットワークドライブも、検索対象に追加できます。
「オプション」→「デスクトップサーチ」→「カスタム フォルダと電子メールの格納場所」のラジオ・ボタンを選択して、右の「参照」ボタンを押すと、ドライブ一覧が表示されるので、その中から必要なフォルダにチェックを入れます。
「カスタム フォルダと電子メールの格納場所」を選択

 デスクトップサーチを導入すると、エクスプローラの「検索」メニューが、デスクトップ・サーチに変わってしまいます。
 ファイル検索が「デスクトップサーチ」になっていたら、「オプションで、このディレクトリを・・」を押します。
オプションを押す
 「オプション」の「全般」の「エクスプローラの検索の設定」で、「デスクトップサーチの代わりに検索コンパニオンを使用する」にチェックを入れると、エクスプローラの検索が復活します。
デスクトップサーチの代わりに検索コンパニオンを使用する

通常検索はこちらが便利 設定を変更する
 通常の検索には、右の「検索コンパニオン」の画面の方が、コンパクトで、選択指定が容易だと思います。
 「検索コンパニオン」で、検索ファイルを指定する窓が表示されないときは、「設定を変更する」を選択します。
 
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Excelブックの串刺し検索

 Excelのファイルを開いているとき、その中から探したいキーワードが、どのブックの、どのシートの、どのセルにあるか、検索したい場合が有ります。
一つのブック内を検索する場合は、検索オプションを使う
 Excelの、「検索オプション」を使うと、一つのファイルに対しては、ブック内のシートを串刺しして文字列検索できます。

 下のアドインをインストールすると、複数のブックを開いているとき、これらのブックのシートを串刺しして文字列検索して、該当するセルへのリンク一覧を作ってくれます。

Elie_FindStringsInExcelBooks

 複数のExcelファイルから、串刺しで文字列検索できます。
また、Excelの標準の検索では検索できない、テキストボックスの中の文字列からも検索できる場合があります。

 取扱説明とダウンロード
http://www.geocities.jp/elie_world/available_software/elie_findstrings_ver1_0_0/

 Elie_World 無料ソフト
http://www.geocities.jp/elie_world/available_software/

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エクスプローラを2つ起動するソフト

 ファイルのコピーや移動をするとき、エクスプローラを2画面立ち上げて作業すると便利です。ところが、画面が重なったりするので、画面の大きさを調整したりしなければなりません。
 下記ソフトを使うと、エクスプローラが2画面並んで立ち上がってきます。

1.ExpMan(エクスプローラ・マネジャー)

 作者のホームページ
http://www.wind-craft.net/page/soft/contents/expman/expman.htm
 Vector
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se028537.html

 エクスプローラは Win95・98・Me・2K・XP・Vista・7 などの中心ツールですが、次のような経験はありませんか?
・転送先のフォルダ(ディレクトリ)に何があるのか確認したい場合、そこを広げるとまた転送元に戻る必要がある。(スクロールバーで上まで辿る必要がある。)
・異なる2つのフォルダ(ディレクトリ)のファイル一覧が一度に見えないのでファイルの過不足の確認が煩わしい。
・かといって2つ広げると重なったり、移動時に煩わしい。

 本ソフトはエクスプローラ(など)を2つ起動しそれを(MDIライクに)整列させるツールソフトです。

MDI:Multiple Document Interface
 1つのアプリケーションのウィンドウ内部で、複数のドキュメントウィンドウを開くためのインターフェイス技術(←→SDI(Single Document Interface))。

 「」のボタンで、2つ並べたエクスプローラを、横並び(概略を比較するのに適)と縦的並び(詳細を見るのに適)を瞬時に切替えられる点がとても便利です。
 以前、ウイルスバスタ2000と相性の問題が有りましたが、Ver0.98で修正いただいたので、現在は快適に起動します。


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2.Windows Double Explorer

Switch Explorer ボタン  Windows7 専用です。
 Switch Explorer ボタン一つで、上下、もしくは左右の内容を逆にできる点が、便利です。

 ダウンロード:
http://wde.codeplex.com/

 
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3.TileExplorer

実行するとエクスプローラを並べます。
 Tileexp.exe自体は常駐はしないで、起動するとすぐに終了するので安心です。
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se050099.html
起動のショートカットを、
C:\登録フォルダ\TileExplorer\Tileexp.exe -x -z
としておくと、エクスプローラを横に2つ並べます。

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ファイル名の変更ソフト


1.@rem

 エクスプローラの右クリックのコンテキストメニューより、選択したフォルダですばやく起動できます。
 分かりやすく使いやすいので、私は頻繁にこれを利用しています。

http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se170679.html

 上のホームページが消滅しているようなので、atrem101.exe(495KB 506,439)をここに置きます。

2.Namery

 上記の「@rem」は、
  1.txt、2.txt
  を
  1test.txt、2test.txt
と変更できますが、
  test1.txt、test2.txt
とは変更できません。Namery と、次の項の Frename は、この変更もできます。日付けの変更もできます。

項目名をクリックてると並び替えができます  解説:
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/071030/n0710303.html
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/05/30/namery.html

 作者のホームページ:
http://www.remus.dti.ne.jp/~kuwa/(name***.lzh)

 Namery は、直感的なインターフェースの、とても見通しのよいソフトウェアです。初心者でも簡単に扱うことができるでしょう。
 基本的な処理の流れは
@ファイルの変更方法を選ぶ。
右側に設置された「リネーム設定ウィンドウ」から、変更するモードを選びます。
A変更後ファイル名の項目をプレビューチェック。
変更後ファイル名が自分の思ったとおりのモノになっているかを確認できるので安心です。
BGo Namery! ボタンを押す。
 これだけです。

 エクスプローラからも右クリックで起動ができます。
 おまけに、ファイル名・フォルダ名・フルパスをクリップボードにコピーする機能 (これを使うためだけでも、インストールの値打ち有り) や、JPG/BMPのプレビューまで付いています。

 中央のペインには、ファイルの属性項目が表示されます。ここで、項目名をマウス右クリックすると並べ替えができます。
 ファイルの拡張子で、ファイル・リストを表示した後、この並び替えを使うと、対象を選択するときに、選択しやすくなります。
 上の画面の例は、png ファイルを指定して、「更新日時」の新しい順に並べて、ファイル名が大文字になっているファイルを、選択している例です。

 注:「Main」タブの「Suffix」は、ファイル名の「.(ピリオド)」の左に付きます。ファイル名の最後尾に追加したい場合は、「Sub」タブの「拡張子を追加」を使います。
 Win95でも問題無く動きます。

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3.ファイル名連続変更〜Frename

 作者のホームページ:
http://hp.vector.co.jp/authors/VA004030/
 ツインファイラー風の構成で、使いやすくなっています。
 『連番/元名/大小文字/文字置換/範囲置換/挿入/書式/ファイル から』といった様々な方法でファイル名を変更し、日付け(タイムスタンプ)や属性の統一も同時に行うことができます。それが、変換結果のイメージを前もって確認した上で「Go!」できることが安心です。
 「環境設定」で「起動動作」を「前回終了値」としておくと、自分の設定で立ち上がります。

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ファイルの結合ソフト


Join Man Mini

 複数のテキスト・ファイルを結合して、1つのファイルにするツールです。
 毎日吐き出されるログ・ファイルを、1カ月分まとめて、Excelで集計処理するときに使っています。30個のファイルを、瞬時にひとつにまとめてくれる、明快で使いやすいソフトです。

 ダウンロード
http://hp.vector.co.jp/authors/VA030203/

 ホームページが消えているようなので、ここ jmm14.lzh(20KB) に添付します。
説明に「配布は自由です」と有りました。

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HTMLヘルプ作成


HTML Help Workshop

 ホームページの html ファイルを、簡単に「HTMLヘルプ (拡張子 chm)」にできます。

 「HTMLヘルプ (chm)」にすると、下記の良いことがあります。
  1. ファイルが1つになり、ファイルサイズも圧縮されるので、取り扱いが簡単になる。
  2. 全文検索できるようになる。←これがすごい!
 「HTML Help Workshop」は、Microsoft が無料で提供するツールです。
 ダウンロードのURLと使い方は、石田さんの「HTML Helpの概要と作成方法」を参照下さい。
http://www.keiyu.com/

 石田さんのホームページでは、chm を逆に、html に分解するツールや、chm で MIDI を鳴らすためのサンプル・コードなど、chm の全てが、紹介されています。

 注1:htm helpでは、「フォントサイズの変更ボタン」を付けることができます。
 しかし、不幸にして、フォント・サイズのボタンの無い help ファイルの場合でも、画面をマウス左クリックして、アクティブにしておいて、[Ctrl]を押しながら、マウスのホイールを操作すると、文字サイズを変えて見やすくできます。

 注2:マイクロソフトのリンク先に有る、「Hhupd.exe」はダウンロードしないほうが良いでしょう。不用意にインストールすると、chm を使えなくなる可能性があります。(^^;;
 ちなみに、chm は、HHCTRL.OCX を使って呼び出されるようになっています。

 ダウンロードツールでダウンロードしたデータ、も chm にコンパイルすると、便利かもしれません。

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ファイルの完全削除

 私は、必然性が無い?ので、使っていません。
 しかし、必要性を感じている人もいるでしょうから、ここで紹介します。

 ハードディスク上のファイルは、エクスプローラで「削除」しただけでは、その索引部分が消えるだけで、データ部分は、その時点では消えません。
 このため、「復元」ソフトを使うと、削除したファイルも復活できる可能性が有ります。

 下記を使えば、データ部分も「完全削除」できます。

Eraser

 窓の杜の紹介
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/01/12/eraser.html

 「k本的に無料ソフト・フリーソフト」の紹介
http://www.gigafree.net/utility/delete/eraser.html

 削除済みファイルを抹消したい時には、「ドライブ内の未使用領域を完全に削除する機能」を使います。

 「Edit」→「Preference」→「General」で、「Shell extension」の「Add menu item to Explorer...」にチェックを入れると、エクスプローラの右クリックメニューに「Erase」という項目が追加されます。
 こうしておくと、エクスプローラから、ファイルやフォルダを完全に削除できるようになります。

 フリーのデータ抹消ツール
http://www.cybernetic-survival.net/shredder.htm#Eraser

 ダウンロード
http://www.heidi.ie/eraser/

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海外ソフトで日本語を表示させるツール


Emigrant32

 海外のソフトで日本語を表示しようとしても、文字化けするという事があります。これを解決するためのユーティリティーソフトです。「ファイル操作」とは別のジャンルですが、上で海外ソフト WINZIP を紹介したついでに、ここに書きます。
 たとえば、WinZipでは、解凍先のフォルダ名が日本語だと、文字化けしたり表示されなかったりします。そんな時、このソフトを走らせると、漢字のフォルダ名もキチンと表示されます。Win2000でも問題無く動きます。(追記:WinZip8.1 は完全日本語対応しているので、Emigrant32 が無くても、日本語名のフォルダが、文字化け無く表示されます。)
 解説
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/pickup/pw0/pw000113.html
 ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se050644.html

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