画像表示・変換ソフト
画像ファイルを、簡単に参照したり、画像の形式を変更できるソフトを紹介します。
XnView
フランスのパリの北東に有る Reims 在住の、Pierre E. Gougelet さんの作品です。
ダウンロード
http://www.xnview.com/en/downloadwin32.html
ホームページ
http://www.xnview.com/
特長:
-
アニメーションGIFを含む400以上の形式の画像ファイルを表示でき、GIF形式を含む70余りの多様な画像形式に相互変換して保存できる、フリー・ソフトです。
- マルチページTIFFの表示ができます。
- 「ツール」→「複数ページの作成」で、"Multi-page" DCX/TIFF/LDFを作成できます。「G4圧縮」もできます。マルチページTIFFになったファイルは直接加工できないので、加工する場合は、1枚ずつにバラす必要が有ります。
- ヴューで「詳細」を選択すると、画像の属性(サイズ、形式など)が一覧できます。
- Win95 の 256色環境でも、きちんと動きます。
- エクスプローラの、フォルダの右クリックからも起動できます。「ツール」→「オプション」→「インストール」で、「コンテクストメニューに‘XnViewでブラウズする’を追加」にチェックを入れます。
- 画像を簡単に結合できます。画像画面のメニューの「ツール」→「パノラマ作成」を選択して、結合したい順に、ファイルを「追加」して「作成」ボタンを押すだけです。
注:画像ファイル名は、半角英数でないと、結合できません。
- 画面の直接印刷(ハードコピー)も、簡単にできます。
メニューの「ツール」→「キャプチャ」として、キャプチャ対象を指定して、「OK」します。
キャプチャされた画像が表示されるので、メニューの「ファイル」→「印刷」で、マージンを適当に設定して、「印刷」ボタンを押すだけです。
- エクスプローラのトゥリー部分と、サムネイルと、プレビューのペインの多様なレイアウトから、下記のように気に入った組合せを選択できます。
私は、Zip file (Multi-language)をダウンロードしました。 (私はアンインストールが面倒だったりするので、一般に、Setupバージョンを好みません。Zip や LZH のバージョンが有れば、こちらをダウンロードします。)
ダウンロードして適当なフォルダに登録して起動すると、自動で日本語メニューになります。
(インストール後、Language フォルダの、「 Xnviewja.dll(日本語)」以外のファイルを削除すると、ハードディスクの所要量が少なくてすみます。
ツールバーの Skin は Windows がおすすめ。これもやはり、不要なものは skins フォルダから削除できます。)
推奨設定:
画像を縮小する場合は、「BiLinear法 (共1次内挿法)」が、斜めのギザギザが少ないようです。
ちなみに、拡大(Enlargement)と、縮小(Shrinkning)をまとめて、リサンプリング(Resampling)と言います。xnviewては、その手法として、下記が選択できます。(中には、縮小時しか有効でないものもありそうです。)
最近隣内挿法 Nearest neighbor:最も単純で、速いが低画質の方法です。ピクセルの補間は行わず、代わりにイメージの最近隣単一ピクセルを使用して各ピクセルを作成します。この方法は、写真には適していませんが、非常に細い線の図面には最も効果があります。
BiLinearバイリニア法(共1次内挿法):最も単純な補間方法です。中速、中画質です。近接の 4 ピクセルの平均値を使用します。この方法は、処理速度が速く、一般的にイメージを縮小する場合に適しています。エイリアシング(Aliasing ギザギザ)は発生しませんが、輝度変化が直線的なため、画像がぼやけてしまうという欠点があります。
Hermite:別の種類の補間曲線を使用します。近接の 4 ピクセルを使用します。
Gaussian:
Bell:非常に "ソフトな" イメージを生成します。ノイズが含まれるイメージに適しています。
BSpline:
Mitchell:処理速度と品質の両面を平均的にカバーしている優れた方法です。近くの 16 ピクセルを使用し、"鮮明さの自動補正" 効果を持っています。
Lanczos:最もコンピュータ的要求の強い方法です。ピクセルは実際の情報分布をシミュレートした特別な曲線で補間されます。元のイメージからは 36 ピクセルが出力ピクセルごとに使用されます。この方法は、強力な "鮮明さ自動補正" 効果を持っており、特に、イメージを引き伸ばす場合に適しています。
Hanning:
上の手法の説明は、
「デジタル写真編集ソフトウェア "Zoner Photo Studio 7"ユーザ ガイド」
http://www.shareedge.com/public/20050422-001/Help/ZPS7ManualJP.pdf
および、
「画像拡大手法に関する考察(川崎高志さん)」
http://mikilab.doshisha.ac.jp/dia/monthly/monthly01/20011222/personal_kawasaki.pdf
の記述から、引用させていただきました。
これらによると、下記の手法も有るようです。
Bicubic:最も高度な補間方法です。低速、高画質です。近くの 16 ピクセルを使用し、値を三次曲線で補間します。引き伸ばしおよび縮小のどちらにも適しています (後で鮮明さを補正する必要があります)。
写真の縮小では、「バイキュービック法」が、うまくいくようです。
ただし、モアレ(波紋形の縞)が出る場合は、「バイリニア法」のほうが、きれいに縮小できることがあります。「バイリニア法」は、リサイズした後の画像が少しボケた感じになるため、モアレがめだたなくなるのです。
画像を縮小するときにモアレを防ぐには [國森春美]
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/tec/camera/20020902/101713/
Supersampling:主にイメージを縮小する場合に適しています。イメージの縮小時に失ったすべてのピクセルの加重平均を使用します。この方法は、イメージのすべてのピクセルを扱うので写真には最適です。イメージにいくらかぼやけが生じてしまうという欠点がありますが、これは後で鮮明さを上げることで簡単に解消できます。
別のソフトですが、下記では、右ほど画質が良いと書かれていたものがありました。
BiLinear < BiCubic = Bezier = BSpline < Lanczos
スライドショーでは、「その他オプション」で、「読み込みエラーは非表示にする」にチェックを入れておくと、「フォルダーを追加」で一括でスライドショー表示するときに、当該フォルダ中の画像ファイル以外をスキップしてくれます。MP3 や MIDI ファイルも連続演奏できます。
私は、後から GIF だけを、XnViewに関係付けました。アニメーションGIF が表示できるからです。
WinXPの場合は、これだけでは画像ファイルをクリックしたときに「画像とFAXビューア」が開いてしまいます。「画像とFAXビューア」が開かないようにするためには、
拡張子のところで書いた方法で、「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う。」にチェックを入れる必要が有ります。
実は私は、フォルダ「Plugins」のフォルダ名を書き換えて、プラグインを使わないように設定しています。こうすると、起動も俊敏です。
それなら、欲張ってComplete version (Plugins & NConvert) をダウンロードするのではなくて、最初からStandard version をダウンロードすれば良かった。(^^ゞ
更に、下の画面サンプルのように、[コンテクストメニューに「XnViewで参照する」を追加] にチェックを入れると、エクスプローラでフォルダをマウス右クリックしたメニューから指定して、XnView で画像を表示できるようになります。
Vista の場合は、
プログラムもしくは、起動ショートカットを、マウス右クリックして、表示されるメニューから、「管理者として実行」を選択します。
この状態で、チェックを入れます。
Vista では、上のようにしないと、ユーザーアカウント制御(UAC)が働いて、チェックを入れられません。
私は、起動時に表示させるフォルダを、当たり障りの無い写真を登録したフォルダに指定しています。
「前回使用フォルダ」だと、前回見ていた写真が開いて、あわてることになると困るからです。
キャッシュの使用は、好き好きです。キャッシュを使うと表示速度が速くなりますが、保存してある写真の数が尋常でない場合は、キャッシュのサイズもバカにならないので、私はチェックを外しています。
Imaging(Kodak)
このソフトを使うと、複数の画像ファイルを、1つの「マルチTIFF (Multi-page TIFF)」ファイルにまとめることができます。
TIFFとは、Tagged Image File Formatの略で、高密度のビットマップ画像を扱うことができる、OSやアプリケーションに依存しない一般的なファイル形式です。
デジカメで撮った写真を、何枚も友達に渡したりする時に便利です。
Windows98〜2000 に、標準で付いていました。
使い方
@「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「イメージング」で、Imaging を開きます。
Aそして、「ファイル」→「名前を付けて保存」で、ファイルの種類は「TIFFドキュメント(*.tif)」のままで、適当な名前をつけて保存します。←ここがポイント
Bそうすると、メニュー「ページ」の項目に、「挿入」と「追加」の選択肢が出現します。(他のファイル形式では、このメニューは表示されません。)
ここで、ファイルから、追加したい画像を次々と指定していけば、複数の画像のアルバムが簡単にでき上がるのです。
Cメニュー「ページ」のプロパティでは、圧縮方法が選択できます。スキャナやFAXで撮った画像は、ここで、「G4圧縮(CCITT Group 4(2d) Fax)」にすると、ファイルサイズがとても小さくなります。(G4圧縮は可逆圧縮で、画像が劣化しません。)
Dアルバムを見るときは、のボタンで簡単に画像送りができます。
Imaging for Windows は、元々 Wang社の製品で、Wang社と Microsoft社の契約に基づき、Windows95 OSR2 および WindowsNT にバンドル(bundle : 束、同梱)して配付されました。その後、Wang社のソフトウェア部門が分離独立し、 Kodak社傘下の EastmanSoftware社となったのに伴い、Windows98, WindowsMe, Windows2000 では、"KODAK" のロゴで、バンドルされていました。
イメージングでは、18,000×18,000ピクセル以上の大判のTIFFファイルを閲覧・修正・印刷することはできません。
(残念ながら、Windows XP では Imaging for Windows がバンドルされなくなりました。KODAK社から分れた Global360社(eiStream社)が、G360 Imaging for Windows という商品名で、Imaging for Windowsの後継版を単体で販売しています。なんと2万円近い価格なので、わざわざ購入する気にはなりません? 下記サイトで14日間限定の評価版がダウンロードできます。
http://www.nissho-ele.co.jp/product/img4win/
http://www.global360.com/products/g360_imaging/
WinXP で「マルチTIFF」ファイルを作成したいならば、IrfanView か、XnView をお試し下さい。
もちろん、WinXP でも、「マルチTIFF」ファイルを見るためのビュアは標準で付いています。加工保存ができないだけで、画像の回転もできます。)
Susie
画像閲覧の定番ソフトです。Susieのplug-inを使うことで、画像以外の音楽再生までできる優れものです。また、画面が256色でもJPEGファイルを表示できるので、私はこれを愛用しています。
ツールバーの一番下の▼で表示されるメニューの、ファイル→設定で、「ツールバー」のプルダウン遅延を100msec程度にすると、動作が速くなります。
また、キー割り当てで、Escに「閉じる」を割り当てておくと、具合の悪いときに直ぐ画面を消せるので安心です。(^_^;)
SusieとPlug-Inの最新版は下記で入手できます。
http://www.digitalpad.co.jp/~takechin/
GIFファイルを表示するためのPlug-In「Ifgif.spi」は、これを書いている時点では、下記でダウンロードできました。
http://tokyo.cool.ne.jp/kanain/APIHTM/Susie.htm
Susie関連リンク(加菜さんのホームページ)
http://www2f.biglobe.ne.jp/~kana/link.html
Linar
画像閲覧・整理・html作成支援のソフトです。
作者のホームページ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~smas/
特長:
右記の形式のファイルが、これだけで見られます。プラグインを追加すれば、圧縮ファイルを含めて、ほとんどのファイルを一覧することができます。 TIFF(スキャナやファクシミリで使われる画像形式)を開くと、メモリリーク (memory leak プログラムが使用したメモリを開放せず、そのプログラムが占有するメモリ量が徐々に増大していく現象) で、不安定になったり異常終了するソフトが有りますが、Linarのversion 1.6.0.0は、安定して開くことができます。 また、写真のサムネイル(縮小画:thumbnail:親指の爪)付きのホームページ(html)を簡単に生成する機能が付いています。
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IrfanView
オーストリアの Irfan Skiljan さんが作成したマルチメディア・ソフトです。
画像をGIF形式で保存できる、フリー・ソフトです。アニメーションGIFの表示もできます。
コンピュータの操作マニュアルを作成する時に、画面コピーしたビットマップファイルを、このソフトを使用してGIFファイルに変換すると、データ量が10分の1に可逆圧縮できます。
(画面のハードコピーの圧縮には、JPGはビットが欠落するので不適当。)
- 概要:
サポートするファイル形式:音声、動画まで表示可能
JPG/JPEG, GIF, BMP, DIB, RLE, PCX, DCX, PNG, TIFF, TGA, RAS/SUN, ICO, CUR, ANI, AVI, WAV, MID, RMI, WMF, EMF, PBM, PGM, PPM, IFF/LBM, PSD, CPT, EPS, CLP, CAM, MPG/MPEG, MOV, LWF, AIF, G3 and Photo-CD.
- 機能:
縮小画像での一覧機能、プレビュー機能、ドラッグ&ドロップ対応、スライドショーフォルダ内の素早い閲覧(フォルダ間の素早い移動)、ファイル形式の連続変換、音楽CDの再生、印刷設定機能、色数の変更、スキャナーからの読み込み、切り取り/切り出し、色々な特殊効果(シャープ、ぼかし、PhotoShopプラグインフィルタの使用 他)、画面の取り込み(キャプチャ)、ホットキーによる操作 等々。
- マルチページTIFFの表示ができます。「表示」→「複数のページの画像」で、"Multi-page" JPM/TIFF/LDFの作成もできます。「白黒G4圧縮」もできます。マルチページTIFFになったファイルは直接加工できないので、加工する場合は、1枚ずつにバラす必要が有ります。
- Freeware Position フリッポの編者コメント:
操作性が簡単で[Space][BackSpace]でディレクトリの中を次々と画像ファイルを見ていくことができたり、progressive jpgなどに変換するコンバートして使用することができるなど、他の画像ビューアーより格段と軽い動作をする。ファイルを見るときにプレビューで選択できたり、BMP,JPG,GIF,PNG,TIF,DIB,RLE,PCX,AVI,Animated GIFの画像ファイル相互変換可能。
表示オプションでは、「大きい画像だけ画面に合わせる」を推奨します。
画像を縮小する場合は、「B-Spline filter」が、斜めのギザギザが少ないようです。(リサイズが、単にドットの拡大、間引きで大きさを調整するのに対し、リサンプルは、ドットの補完を行います。)
日本語版の掲示されているホームページ(俺のページ)
http://www8.plala.or.jp/kusutaku/
「IrfanView32」本家のページ
http://www.irfanview.com/
本家から最新版をダウンロードしても、簡単に日本語になります。この場合は、
@ホームページの languages から、Japanese.zip を一緒にダウンロードして、「IrfanView32」プログラムをインストール後、その Language フォルダに解凍します。
Aそして、「IrfanView32」プログラムを立上げてから、Options→Properties→Languageで、Japanese.dllを選択するだけです。これで、メニューが日本語になります。
「IrfanView32」をインストールする段階で、ファイルの拡張子との関係付けを聞いてきますが、この段階では、何もチェックを入れる必要は有りません。(必要なら、インストール後に、基本設定で登録できます。)
ここまで来たら、all_plugins.exe もダウンロードしてインストールしましょう。最強のビュアになります。
また、Ver3.17 ベースですが、永野英信さんの、力作日本語版オリジナルヘルプ ivhlp317h.exe が有ります。ホームページが無くなっているようなので、ここ(1,065KB,1,090,477)に掲示します。(再配布などに制限は設けません。と明記されています。)
日本語版ヘルプを使う場合は、まず、IrfanView のフォルダにある英語版のヘルプ“i_view32.hlp”と“i_view32.cnt”を、現在あるフォルダの下に、「ファイル」→「新規作成」で適当な名前のフォルダを追加して、ここに移動しておきます。
その上で、日本語ヘルプの圧縮ファイルを解凍して、出てきたフォルダの中のファイルをIrfanView のフォルダに移動します。
これだけで、IrfanView32 から日本語ヘルプを呼び出せるようになります。
Hamana
グラフィックビューアです。画像切り替え時の表示効果が、ユニークです。
私は、スクリーンセーバーとして使っていますが、これだけでも充分に価値あるソフトです。
作者のホームページ
http://miyano.s53.xrea.com/
Hamana ver1.48 (2006/06/19) Hamana20060619.zip
DirectX 9.0c
http://www.microsoft.com/japan/windows/directx/default.mspx
DirectX 9.0c ダウンロードページ
Vector の紹介
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/050416/n0504161.html
窓の杜の紹介
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/11/05/okiniiri.html
Susie32 用プラグイン
SIMD Enhanced JPEG Plug-in Ver.0.21
http://cetus.sakura.ne.jp/softlab/software/index.html#spi
ペイント系ソフト
パソコンで表示する画像には、「ビットマップ・グラフィクス」と「ベクタ・グラフィクス」の2種類が有ります。
「ビットマップ・グラフィクス」は、「ラスタ・グラフィクス」とも言って、小さな点(ピクセル)を碁盤の目に敷き詰めて、点描として画像を作ります。複雑な色で塗り分けたり重ね塗りするのに適しています。画像を拡大すると、ギザギザが出たり、粗くなったりします。
ビットマップ・グラフィクスを作成・編集するソフトを、「ペイント・ソフト」と言います。
「ベクタ・グラフィクス」は、線の始点・終点と曲線の形状で画像を表示します。このため、拡大しても、画像はきれいです。線分の組合せに色をつけるため、フローチャートや図面などの線画を書くのに適しています。
ベクタ・グラフィクスを作成・編集するソフトを、「ドロー・ソフト」と言います。
「ペイント・ソフト」の代表は、Windows標準の「MSペイント」です。私は、従来、業務マニュアルで使う画像は、「MSペイント」を使って作っていました。
世の中には多数のフリー「ペイント・ソフト」が、流布しています。そして、そのほとんどが「layer(層)」という、複数の画像を重ね合わせて1枚の画像を表現する機能を備えています。
私は、「layer(層)」という機能に関心を持っていましたが、業務でどんなふうに使うと便利なのか、分かりませんでした。しかし、下記の資料を作っていて、「MSペイント」では、データが欠落してしまうという重大な問題に遭遇して、「layer(層)」の有り難みを実感したので、ここに紹介します。
まず事例を見てください。
@悪い例:Win標準の「MSペイント」で画像加工すると、数字が線で消えてしまう
A「layer(層)」を使った例:画面コピーのオリジナル(原始)情報は生きている
「layer(層)」を使えるフリーソフトでは、「D-Pixed」が定評が有り、使いやすいようです。
D-Pixed
作者のホームページ
http://doichan.netbank.co.jp/guild/
最新版のダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/art/se035696.html
なお、GIFを扱えるのは、1999/2/15のversion 2.15(dpix215)までです。お宝ソフトなので、図書館に行って古い雑誌を閲覧して、付録のCD-ROMから入手して、大切にしましょう。
dpix215 をダウンロード可能なサイトを見つけました。無くならないうちに、お早くダウンロードを!!
http://sunny.shinshu-u.ac.jp/contents/instool/#dpix
使い方の解説:D-Pixedを使ってアニメ塗りCGを描こう!
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/2702/lecture/
画像データの作り方が、たくさんの事例画面を使って(予定も含め)、詳細な手順で、分かり易く紹介されています。D-Pixedを使っていなくても、パソコンでお絵描きしたいと思っている人に、とても参考になるでしょう。
CG講座
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/6404/index5b.html
D-Pixedアドイン(機能を拡張します。 *Pen.lzh)
http://home.ktroad.jp/koumura/program.html#line_dpixed
D-Pixed用アドインツール
http://hp.vector.co.jp/authors/VA009437/dpixed/addin.html
D-Pixed作者のコメント
D-Pixedは、256色のペイント系お絵描きソフトです。
フルカラーのペイントソフトはいくらでもありますし、使いやすいものもいくつかあります。しかし、256色の絵を描くための機能というのが搭載されていなかったり、搭載されていても、使いにくいものであったりで、あまり便利な256色のお絵描きソフトがありませんでした。そこで、このソフトを作ったわけです。特に256色のCGはもっとも高速に処理の出来る色数です。また、インターネットのホームページに使用する画像も、色数を落とした方が訪れてくれる人たちには、ありがたいものです。
フルカラーで描いたCGを減色してしまうと、画質が低下することが良くあります。それなら、もともと256色できれいに編集できるツールがあれば便利であろうということで、このようなソフトになりました。そのため、フルカラーのペントソフトに負けないような機能を搭載しました。レイヤー機能、マスク、ぼかしペン、などなど、フルカラーのペイントソフトでおなじみの機能をあえて256色のお絵描きソフトに搭載することで、256色でも、フルカラーに負けないくらいきれいな絵を描けるソフトに仕上げました。
D-Pixedの業務での使い方
1.設定
ファイル→基本設定 (D-Pixed基本設定)で、
@「減色方法を確認する」は、デフォルトの減色方法を「単純近似」にします。
A「新しいレイヤ管理」にチェックを入れます。
(「セルの高さ」とは、レイヤ管理画面のプレビュ画面の高さで、80のままでOKでしょう。小さくすると、プレビュ画面が小さくなります。(最小20))
2.色交換ペンを使った色変更のやり方
色交換ペンは,選択されたペン先形状を使って「左の色」を「右の色」に変えるペンです.
この時,混合比をあらわすバーが,一番左にあると,色は交換されません.
交換するときは、混合比をあらわすバーを右へ移動させて使います。
中間色に変更したい場合は、パレットウィンドウの2色混合のスライダの設定を調節します。この割合で、「左の色」から「右の色」に変更されます。
@.変更対象の色の取得
描画ツールを選択して、右クリックするとスポイト機能(そこにある色を拾う)になります。
対象の画像の上でスポイトすると、パレットの左に取得できます。
A.変更後の色の選択
パレットの右を選択して、パレットからスポイトします。
B.色変更ペンで塗っていく
ペン先選択で、適当な大きさのペン先を指定します。
変更前の色に該当する部分しか変更されないので、少し大きめのペン先が便利です。
マウス左で、クリックしていきます。
3.画像の作成
事前に必要な画像のサイズをプロパティで確認しておき、D-Pixedで「新しく絵を描く」を選択して、その画像サイズのエリアを表示します。
そこに、画像をコピーします(フレーム:01)。
そして、「レイヤ管理」で、新規レイヤを作成します(フレーム:02)。
このフレーム:02にも、画像をコピーするのがポイントです。
レイヤのプロパティで、ぱたぱたアニメの表示時間を、例えばそれぞれ1000msにします。
画像の加工は、「フレーム:01」だけにします。これで、「フレーム:02」の原始情報(オリジナル)を温存できるわけです。
保存時に「動画GIF」にチェックを入れます。
たったこれだけです。
「動画GIF」のデータをスリムにするには、Giam を使います。
フルカラーのフリーのペイントソフトでは、下記のようなものが有ります。
(私は使ったことが無いので、質問には答えられませんので悪しからず。)
PictBear
高機能フルカラー・ペイントソフトです。
ホームページ
http://sleipnir.pos.to/
特長:
- 豊富な描画ツールを使うことができる。
- プラグインとしてフィルタを提供しているので、追加ができる。
- マスクで画像の一部を保護できる。
- 本格的なレイヤーを搭載している。
- スクリプトにより各種操作ができる。
- PictBearV1 はレジストリを使用していません。アンインストールを行えばPictBear に関する全ての情報が消去できます。
SE(Version 2) も有ります。SE は、256色パレットモードで、GIFファイルも作れます。レジストリを使っていて、Win95では動きません。
Pixia[ピクシア]
http://www.pixia.jp/
「Pixia」は、様々にパラメータを変更して複数の画像を重ねて表示できるレイヤ ー 機能と、モザイクやレリーフなど15種類のフィルターをもった、フルカラー専用の ペイントソフト。
・800x600ピクセル以上。ハイカラー表示以上に対応します.
(16bit/24bit/32bitいずれか。256/16色では動作しません. )
筆先の形状はユーザーが自由に変更できるほか、画像パターンをペイントできる筆を使って編集中の画像に重ねて描画できる。
半透明の色を描いて、画像の一部分を色つきフィルムで透かして見たような状態にしたり、筆先でなぞった部分にだけフィルターを適用できる機能を利用して、ごく狭い範囲をぼかしたりすることも可能だ。また、仮想的に画像の色情報を倍増させ画像編集時の誤差を最小限にすることで、より精度の高いペイントやフィルター効果を実現する「倍精度モード」を搭載している。
著名なタブレットの筆圧感知機能に対応し、スキャナーなどのTWAIN32対応機器も サポート。独自フォーマットのほか、BMP/JPG/PNGの各ファイル形式とフジフィルム ベタファイル形式の保存と読み込みに対応している。ただし、GIFファイルの入出力 機能や減色機能はもっていない。
渡辺 注:
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リアルタイムに画像を確認しながら、全体または選択RGBの、明暗の範囲を変更したり、トーンカーブを調整できるので、フォト・レタッチにも使えます。
「画像」→「トーンバランス」で、ウインドウに表示されている上端、中間点、下端の3つの縦のラインを左右にドラッグして調整します。
「画像」→「色調補正」で、補正曲線を使って色合いを変更します。制御点と呼ばれる最大8点の四角い点をドラッグすることにより曲線を操作します。曲線は、ベジエ曲線か、スプライン曲線を使って滑らかにすることができます。
AzPainter
レイヤやフィルタなどの基本機能を備えた、シンプルなペイントソフトです。
作者のホームページ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA033749/
マスクの設定は、マウスの右クリックで、色を吸い出して、マスクに登録してONするだけの、簡単な操作です。
GIF の読み込みと保存も、できます。ver 1.13 から、透過色も設定できるようになりました。
保存時に、「名前を付けて保存」で、保存フォルダとファイル名を指定する画面の右下の「透過GIF/PNG」にチェックを入れて「保存」とすると、「透過色設定」(プレビュ)画面が出ます。そこでマウスポインタの「スポイト」で、透過色にしたい色をクリックするだけで、簡単に、ホームページ用の画像ができ上がります。
ドロー系ソフト
inkscape
フリーでは珍しい ドロー・ソフト です。(ペイント系ソフトは上記)
ベクター画像形式であるSVG(Scalable Vector Graphics)を 標準のファイル形式としています。
フォトレタッチ
デジカメで撮った写真や、スキャナで読み込んだ画像を、編集するソフトです。
縮小専用。
作者の解説付きホームページ
http://i-section.net/software/shukusen/
最近は、デジカメの画素数が増えたため、自分でプリントする分には、きめ細かな写真ができて良いのですが、メイルで誰かにあげたり、MS-WORD や Excel などのファイルに取り込む場合には、注意が必要です。
デジカメのファイルをそのまま使うと、ファイルが大きすぎて、メイルで送れなかったり(多くのプロバイダでは、メイルサイズは 2M 以下に制限しています)、受信するのに途方も無く時間がかかったり、また、作った文書のファイルサイズが、無意味に大きなものになるからです。
まず、メイルで写真を送る場合は、パソコンで見ることを前提に、
参考:標準テレビ(SDTV:720x480)、高品質テレビ(HDTV:1920x1080)
48万画素(
古いパソコン画面)ないしは、79万画素(高級パソコン用)
程度に、サイズ縮小して送ると良いでしょう。
MS-WORD の文章の一部として、取り込む場合は、もっと小さいサイズに縮小しても、見た目や、印刷に支障は有りません。写真を縮小せずに、Word の画面上で写真を小さく表示させても、Word に貼りついた写真のファイル・サイズは元のままなのです。
「縮小専用。」は、名称どおり、複数の写真でも簡単にファイルサイズを縮小することができて、便利です。
推奨設定の例:
@指定の範囲内にピクセルサイズを収める
で、1024x1024 または、800x800 を選択します。(パソコンの画面サイズ以下)
Aオプション
で、JPEG量子化率を指定で、85程度にします。(90以上にすると、ファイルサイズが大きくなります。80以下だと写真がボケます。)
B変換後
で、ファイル名の後ろに、-sを付けて保存、とします。(こうすると、縮小する前のファイルとの区分が容易にできるので安心ですし、エクスプローラで見たときに、元のファイルと縮小後のファイルが前後に並ぶので、簡単に比較できます。)
画素数ってなに?
最近の携帯電話やデジカメは、メガピクセル(mega pixel:100万画素)などど、画素数の多いことが、あたかも写真が美しいことと同義のような宣伝をしているし、そう思い込んでいる人も多いようです。
画素数は、「画面の大きさ」と関係しますが、写真の美しさとは直接関係しません。
写真は、その表示画面の大きさで、表現できる画素数が決まってしまいます。
- 携帯電話の画面(QVGA:Quarter Video Graphics Array)は、240×320≒10万画素なので、それ以上の画素数の写真を表示しようとすると、画素を間引いて、色を近似計算して10万画素の画面を表示しています。
- パソコンの画面 (解像度の標準は、96dpiです。dots per inch:1インチ(2.54cm)あたりのドット数) で表示できる画素数は、上の図のとおりです。
- 写真プリントは、ディスプレーの画面と比べて画素が細かく(お店プリントの解像度は、300dpi程度)、サービスサイズのプリントでも、2百万画素程度を表示できます。
(サービスサイズ (L版)=5in.×3.5in.=12.7cm×8.9cm。)
(家庭用のインクジェットプリンタは、複数の単色インク粒子の組合せで、色を再現します。このため、カタログ仕様で、最高9,600dpiとか最小5,760dpiとか書かれていても、これは単色1点のインクドットの解像度で、実質はその 50倍程度の大きさになります。)
関連ですが、スキャナで画像を取り込むときの解像度の設定も、上記の関係で決まります。
プリントした写真をディスプレーに表示するときは、スキャン解像度を75dpi〜100dpiとすると、写真と同じ大きさの表示になります。印刷する場合は、お使いのプリンタの解像度に合わせます。通常300dpi程度でしょう。スキャン解像度を大きくすると、画像は拡大され、小さくすると縮小されます。
写真のフィルムを直接スキャンする場合は、小さいフィルムの画像を拡大するため、スキャン解像度は、2,400dpi〜6,400dpiの必要があります。
携帯電話で撮影した、30万画素の写真を、サービスサイズのプリントにすると、必要な画素数が不足するため、画素を補完(スムージング)して、輪郭のぼけた写真になります。あるいは、単純拡大してギザギザ(ジャギー)が発生します。
これは、撮影した時の画素数より、印刷したときの画素数が多い(写真が大きい)ことによるものです。
では、
同じ画素数の、デジカメと、携帯電話で撮影した写真を、
同じサイズの写真にプリントして比べると、どうでしょう。
当然、それなりのデジカメの写真のほうが美しいものです。それは、写真の美しさが、レンズの性能や、CCD/CMOS (目の網膜に相当する、光を電気信号に変える半導体受光素子) の能力に、直接的に起因することを示しています。
一つ一つの画素が、いかに正しく色と明暗を再現できるか、が画質のポイントなのです。
コンパクト・デジカメは、小さい CCD/CMOS のままで、画素数を多くしようとしているので、画質改善にはあまり役立っていません。CCD/CMOS を大きくすると、ボディやレンズは比例して大きくなり、重量はそれ以上に重くなります。
デジカメの写真は、フィルム・カメラの写真と比べて見ると、べったりとして、立体感がないですよね。それは、露光できる明暗の幅(被写体の明暗を写真画像の濃淡として表すことができる光量比の範囲 ラチチュード latitude)が、狭いからです。
ラチチュードを広げて、正確な発色をさせるためには、CCD/CMOS の大きさが同じ場合は、画素サイズを大きくする=
画素数を少なくしたほうが、画質が良くなると言えます。
メーカも「
カメラ有効画素数を抑えることで、1画素あたりの受光面積を大きく設計。緻密な描写、デリケートな階調のニュアンスまで忠実に再現します。」と書いています。
携帯電話やデジカメを買うとき、どれだけの画素数のものを買えばよいかと言うと、自分が、「どの大きさで、撮影した写真を見るか」を良く考えて、それに合致するものを選択しましょう。必要以上の画素数の、デジカメや携帯電話を買っても、メモリーを浪費するだけです。
くれぐれも、
単純に、画素数が多いカメラの写真は美しい、とは思わないで下さい。
ちなみに、私が使っているデジカメは、
Panasonic DMC-FZ1(有効画素数 200万画素)です。
- 通常はパソコンの画面で写真を見て、良い写真だけ L版でプリントする
という前提で、いまでも使い続けています。価格は手ごろ、ボディはコンパクトで、これより高額、高画素数のデジカメの写真と比べても、画像は、より美しいと思います。
Panasonic DMC-FZ1で撮った写真集
32インチ以上のハイビジョン・テレビの画面に、一杯に表示するということを考えても、
1920 x 1080=2,073,600
で、「2百万画素で十分」といえます。
画素数とプリント・サイズの関係
http://www.kitamura-print.com/digicameprint/standerd.html→「製品サイズ比較」
通常「L版」でプリントすることを想定すれば、1,200×1,600 pixel(200万画素相当)で充分なのです。
L判(3.5×5 インチ)を300dpi(DPE店のデジタルプリンタ)で出力する場合、
3.5×300=1,050 pixel
5.0×300=1,500 pixel
家庭のインクジェット・プリンタだと、200dpi程度なので、もっと小さい画像でよいことになります。
プリンターの仕様(インクドット)の dpi と、実効 dpi の換算方法
http://econo.twinkle.cc/it/printer.php
画素数と画質の関係
http://homepage2.nifty.com/B2ON/dc/gaso.htm
撮像素子の大きさは性能と価格に直結
http://tanupack.com/tanupack/gabasaku/CCD.htm
画素数より大切な要素が「撮像素子面積」です。大きな撮像素子なら1画素あたりの受光量も余裕があり、写真の画質も上がります。
小さな撮像素子に無理矢理たくさんの画素を詰め込めば、1画素あたりの受光量は減り、どうしても無理が出ます。
注:液晶画面サイズ比較
パソコンの液晶画面の面積比較を、ご参考まで。
画面寸法 (インチ) | 対角寸法 (mm) | 横縦比 Aspect Ratio (画角) | 横縦寸法 (mm) | 表示面積 (平方cm) | コメント |
14.1 | 358 | 4:3 | 286 x 214 | 612 |
|
15.4 | 391 | 16:9 (ワイド) | 331 x 207 | 685 | 縦寸法は14インチの画面より短い。 つまり、文字の表示行数が少なくなる。 |
15.4 | 391 | 4:3 | 312 x 234 | 730 | ワイドと比べて、面積が 7% 広い
|
ワイド液晶が流行ですが、映画を頻繁に見る人は別として、普通にパソコンを使う場合には、不便極まりないものです。
上の数字を比較して見てください。画面寸法は、対角線の長さをいいます。
対角線の長さが同じ場合は、正方形のときが一番面積が広く、矩形が扁平になればなるほど、その面接は狭くなります。
15インチワイドは、縦方向の表示サイズは、14インチの画面より狭く、全体の表示面積も、普通の15インチのものより狭いことが、分ります。
眼球は、上下よりも左右の方に動かしやすいため、私は、ワイド画面でも、文字が読めると思っていました。
ところが実際に、ワイド画面に横書きの文章を表示して読むと、とても疲れるのです。理由は、改行の時に、眼球の移動距離が長いので、次の行に焦点を当てるのが困難で、この読み取り行の認識に、神経を使うためでした。
もし、あなたがパソコンを買うときに、同一インチで、通常画角と、ワイドのどちらかを選択できるのならば、通常画角(4:3)のものを選択することを、推奨いたします。
|
色かぶりとり
室内の蛍光灯や電灯の下で撮った写真が、全体的に青っぽかったり、赤っぽかったりした経験はありませんか。
写真は、光源の状態と、デジカメの設定が合わないと、発色が適切になりません。
このソフトは、こんな残念な写真の色を、簡単に調整できるものです。
作者のホームページ
http://delta722.hp.infoseek.co.jp/
分りやすい、使い方の説明
http://delta722.hp.infoseek.co.jp/ikbr.htm
ただし、完璧な色調にはできない(上の使い方の説明のペンの色は修正前のほうが良い?)ので、写真を撮る時点でモニタで撮影結果を確認して、デジカメのモードやホワイトバランスを調整するのが、基本です。
GIMP
GIMP は GNU Image Manipulation Program の頭文字をとったものです。
GIMP はフォトレタッチ、画像合成や画像創作といった作業に適しているソフトウェアです。
GIMP は画像操作プログラムとして、 Adobe Photoshop や Corel PhotoPaint のような同種のプログラムに対して、十分に匹敵する能力を備えています。
GIMP が持っている最も大きな利点は、これがインターネットを含む様々なソースから自由に利用できることです。GIMP はプログラムを作るソースコードに自由にアクセスしたり変更したりすることを可能にする GPL license によって保護された OSS (オープンソースソフトウェア) プログラムです。
機能が豊富で、マニュアルが充実しています。
- 描画ツールは絵筆や鉛筆やエアブラシやインクツールやスタンプツールを完備している。
- タイルベースのメモリ管理をしているので、画像の大きさを制限するのは空きディスク容量だけ。
- 全ての描画ツールでサブピクセルサンプリングを行っているので、高品質なアンチエイリアシングが可能。
- 完全なアルファチャンネル (透明度) に対応している。
- レイヤーとチャンネルを持つ。
- Script-Fu や Perl-Fu (Perl スクリプト) や Python-Fu (Python スクリプト) といった外部のスクリプトから内部の GIMP 関数を呼び出すことができるような、手続きデータベースによって高度なスクリプト機能が提供されている。
- アンドゥ/リドゥの回数を制限するのは空きディスク容量だけ。
- 変換ツールには回転や拡大縮小や剪断や鏡像反転がある。
- PostScript、JPEG、GIF、PNG、XPM、TIFF、TGA、MPEG、PCX、BMP など数多くのファイル形式に対応している。
- 選択ツールには矩形選択や楕円形選択や自由選択やファジー選択やパスや電脳ハサミがある。
- プラグインは新しい機能、新しいファイル形式、新しいエフェクトフィルタの追加を簡単にしている。
ヒストグラム表示で、始点、終点、中間点のスライダを使って、自在に画像の明るさを補正できます。
トーンカーブ(右図)で、全ての諧調を加工できます。トーンカーブでの調整は、慣れが必要ですが、万能ツールと言えます。
インストールすると、自動で日本語化されます。
GIMP2
http://www.geocities.jp/gimproject/gimp2.0.html
注意:GIMP(gimp-*****-setup.exe)をインストールするには、前もって、GTK+ランタイム(gtk+-****-setup.exe)をインストールしておく必要が有ります。
2.4〜は、同梱されていますので、一発でインストール完了します。
Gimp wiki
http://twist.jpn.org/gimp/
光条のスクリプトは、設定位置を指定できて、秀逸です。
http://www.geocities.jp/gimproject/scripts/cross-filter.html
C:\Program Files\GIMP-2.0\share\gimp\2.0\scripts\cross-filter.scm
マニュアル
@GIMPユーザーズマニュアル
http://www.geocities.jp/gimpfile/gum_jp/content.html
AGIMPを使ったWebページの作成
写真の加工方法が実例で書かれています。
http://www.jp.redhat.com/manual/Doc71/RHDOCS/rhl-gsg-ja-7.1/s1-gimp-practical.html
BGimp 1.2 ヘルプの日本語版。
http://www09.u-page.so-net.ne.jp/yd5/yositaka/project/GimpHelp.html
http://isweb6.infoseek.co.jp/computer/wingimp/files/gimp-help/gimp-help-ja-1120.tar.gzでダウンロード可能です。ダウンロードしたファイルは、Lhut32 に TAR32.DLL を追加した状態で解凍できます。
初心者向けの解説です。
http://www09.u-page.so-net.ne.jp/yd5/yositaka/usegimp/usegimp.html
CGIMPの使い方
http://mail-and-work.net/gimp/
DGIMP のページ
具体的な使い方の解説が有ります。
http://progress.eng.hokudai.ac.jp/gimp/
JTrim
多くの加工機能がありますが、操作が簡単で、軽快に動作します。
このホームページの写真も JTrim で加工しました。
ダウンロード
http://www.woodybells.com/
解説
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/990721/n9907212.html
下記のような、フォトレタッチ機能があります。(作者のヘルプより抜粋)
・任意の角度で回転/反転
・「明るさ」「コントラスト」の修正
手軽ですが、画像全体に同じ量の補正を加えるため、画質が低下します。例えば、10%のグレーを白になるまで明るさを上げると、黒の部分も同じ量だけ補正されて、90%のグレーになります。
・「ノーマライズ」画像のヒストグラムを引き伸ばします。この機能はコントラストが小さい画像を修正する場合に有効です。
(次のTokikazeの表現では、ヒストグラム機能・引き伸ばす)
この変換で、白い部分が純白に、黒い部分が漆黒に変わるのです。
(補正の前には、ヒストグラム表示で、画像の画素の濃度分布を確認して、画質の改善の方法を判断すると良いでしょう。)
・「ガンマ補正」明るさの調整と違い、明るい部分と暗い部分を維持して、中間的な明るさを調節するので、明るさの偏りを修正できます。
露出の過不足で、画面が暗かったり明るすぎるときには、「ガンマ補正」が有効です。
・「イコライズ」画像の一番くらい部分を黒、一番明るい部分を白とし、間のヒストグラムを均等に分布させ、コントラストを修正します。
(次のTokikazeの表現では、ヒストグラム機能・平均化)
・「RGBの度合い」画像の赤R緑G青B各色の度合いを調節します。
よく似た概念に、印刷インクなどの三原色、CMYKの度合いで表わす場合も有ります。Cyan青緑、Magenta赤紫、Yellow、Blackの略です。
・「HSVカラー調整」色を色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value,Brightness)の3要素に分類して扱います。RGBと比較して、すでにある色の濃さや明るさを調節するのに適しています。
露出の過不足で、色彩が悪い場合に、明度(Value,Brightness)を調節すると、改善される場合があります。
色相(Hue):色そのものです。ここを調整すると、赤(Red)0←→緑(Green)120←→青(Blue)240←→赤(Red)360、と色を変えることかできます。
彩度(Saturation):色の度合い、鮮やかさで、例えば、ピンクはあまり彩度が高くない赤で、シロップづけのリンゴは彩度の高い赤です。0〜100
明度(Value,Brightness):色の明暗の度合いで、ピンクは鮮やかではないが明るい度合いの赤で、栗色は赤の暗い度合いです。100〜0
これらの事例は、
Pixia のカラー・パネル(右の絵)で、容易に確認できます。
RGBとHSV(HSB)の関係について、
Excelマクロの項で紹介しています。
・「ノイズ除去」画像の輪郭を維持したままノイズ除去を行います。適用のレベルを大きくするほどノイズを除去する効果が大きくなりますが、画像の輪郭が崩れる可能性も高くなります。
・「エッジの強調」「エッジの抽出」
・「サイズ変更」
・「文字入れ」
・「トリミング」(マウスで選択した後、座標を数値で指定して微調整できるところが便利です。)
パソコンを引っ越したら、右の小窓が表示されなくなりました。ウインドウの外に出たと思って JTRIM.ini を確認しました。
案の定、下記をパソコンの画面内の座標に修正したら表示されました。
[CustomTrim]
Left=416
Top=192
Point1=10,0
Point2=160,407
KeepAspect=0
マニュアル
@JTrimを使ってみよう!
http://www.c-able.ne.jp/~inotaq/Free_8.htm
A簡単な待ちうけ画像加工入門
http://www.pleasuresky.co.jp/bridge/jtrim.html
BJTrim 実験室(JTrimの使い方をご紹介するページです。)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~ayum/gazouhenkan/jtrim/jikken.html
疾風 -Tokikaze
トーンカーブで、グラフィカルに、イメージの明暗を調整できるのが特長です。
トーンカーブを使って画像補正する場合は、カーブは、右上がりか横ばいになるように、つまり、右下がりにならないようにします。逆に意図的に、白黒反転させたい場合には、右下がりの部分をつくります。
Win2000以前のOSでは、画面の設定が「小さいフォント」でないと使えません。「大きいフォント」だと、操作ボタンなどが表示されないだけでなく、画像の加工も、正しくできません。
(WinXPでは、「特大のフォント」でも使えます。)
ダウンロード
tokikaze160.zip
作者のホームページ
http://homepage1.nifty.com/MADIA/
解説
http://homepage1.nifty.com/MADIA/download/tokikaze/tokikaze_readme.htm
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/011110/n0111101.html
Photo Filtre
台形補正ができる、レタッチソフトです。
個人や教育での使用は、フリーです。
ダウンロード:
http://photofiltre.free.fr/
ホワイト・ボードの書き込みを、携帯のカメラで撮ったら、アングルがずれていました。
撮った写真を台形補正(台形に写っているものを長方形に補正する)しようと、レタッチソフトを探していて、見つけました。
日本語化の方法
1.日本語パックを、同サイトからダウンロードします。
2.PhotoFiltre を終了させておいて、
PhotoFiltre 直下に、ダウンロードした TranslationJP.plg を保存して、TranslationEN.plg を削除するか、拡張子を TranslationEN.STOPplg などのように、名前変更します。
3.PhotoFiltre を起動させると、メニューが日本語になっています。
画像の該当部分を選択しておいて、
「編集」メニューの、「変形」→「ゆがみ」で、4隅をつかんで、それぞれの位置を変えて変形させます。
この場合は、グリッドを表示させると、水平・垂直を合わせ易いです。
単純な台形補正は、
「フィルタ」メニューの「変形」→「台形/遠近法」で、縦軸、横軸のいずれかの軸について、両端の拡大、縮小比率を入力して、変形させます。
右の例は、横軸方向で、上を狭め(87%)て、文字通りの台形に加工する場合です。
使い方
http://moment.websozai.jp/kakou/photofilter/kakou.html
FunFunFilter
名称どおり、多彩なフィルタが特長の フォトレタッチ・ソフト です。
例えば、写真の好きなところに白点を書き加えておいて、「フィルタ」→「光の拡散」→「クロス(or スノー)」とすると、フレアー【flare】が付けられます。簡単に、お目々ピカー にできます。
作者のホームページ
http://www.fureai-net.tv/fujimaro_img/
ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se257388.html
窓の杜の解説
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/12/13/funfunfilter.html
Microsoft Office Picture Manager
もしあなたのパソコンに Office2003 がインストールされているなら、Office Picture Manager も使えるでしょう。
「赤目修正」が簡単にできます。「自動修正」が有効な場合も、有るでしょう。
ヘルプより:
Microsoft Office Picture Manager を使用すると、柔軟な方法で画像の管理、編集、および共有を行うことができます。画像の格納場所にかかわらず、すべての画像を表示することができ、画像の検索機能を使用すると、画像を探すのに役立ちます。
Office Picture Manager では画像を自動的に修正できます。より特殊な調整が必要な場合でも、数種類の画像編集ツールから選んで実行できます。
電子メール メッセージで画像を送信したり、ユーザーの企業のイントラネットに Microsoft SharePoint 画像ライブラリ を作成したりすることができます。
起動は、エクスプローラで画像ファイルを選択して、右クリックの「プログラムから開く」のメニューで選択するのが良いでしょう。
Windows Picture and Fax Viewer よりはマシ?なので、「プログラムの選択」で、「このプログラムをいつも使う。」としてしまっても良いかもしれません。
プログラムの登録パスは、普通は、下記です。
C:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE11\OIS.EXE
「画像の編集」で、JPG 圧縮率を、自由に選択することはできません。
また、Office XP 以前の Office に付属していた、「Photo Editor」に有った、画像の透過色の設定機能も、無くなっています。(上の画面コピーの右下の部分は、「透過色」にしているので、欠けて見えます。)
Photo Editor にあった、補正効果などのイメージ編集機能も、Microsoft Office Picture Manager にはありません。
Adobe Photoshop Album Mini
製品版と比較して、写真の取り込み枚数が250枚まで、カタログはひとつしか持つことができませんが、写真の加工の機能は、期限無しで使えます。
プログラムのファイルサイズが大きいので、ブロードバンド接続でないと、ダウンロードは大変です。
システム要件
・ハードディスクCドライブに空き領域300MB以上
・OSがWin98SE以降
・メモリ128MB以上
残念ながら、私のパソコンは、Cドライブの空きが無いため、動かすことができませんでした。
ダウンロード
http://www.adobe.co.jp/products/photoshopalbum/download.html
解説
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/picviewer/phtshpalbmmn.html
Microsoft Photo Editor
Microsoft Office XP 以前の Office に同梱されていたソフトです。
トリミングや、GIFやPNGの「透過色」設定がボタン一つでできますし、256色PNG保存できるので、私は今でも愛用しています。
Photo Editorで画像を編集する
http://www.geocities.jp/ogino2600x/1206.html
注:
Microsoft Photo Editor は、Office 2003 をインストールすると、削除されてしまいます。このため、CD から再インストールする必要があります。
マイクロソフトでは、この問題をマイクロソフト製品の問題として認識しています。
http://support.microsoft.com/kb/817095/JA/
Photo Editor を追加セットアップする方法
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb%3bja%3b881009
Office 2003 に あの Photo Editor を復活!
http://www5f.biglobe.ne.jp/~ayum/sample/peditor.html